フリーランスの働き方【デザイン思考を学ぼう】その2

こんにちは、WEBデザイン事務所Graspaの遠藤です。

フリーランスの働き方、というテーマでブログ書いてます。

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前回から【デザイン思考(Design Thinking)】について一緒に学びましょうということがテーマになっています。

関連記事:デザイン思考を学ぼう その1

本記事でもデザイン思考について、様々な実例をおりまぜながら考えてみましょう。

目次

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デザイン思考のおさらい

前回の記事の中で、デザイン思考にはとても大切な5つのプロセスがあるというお話をしました。 これはハーバード大学デザイン研究所のハット・プラントナー教授が提唱する、『デザイン思考の5段階』というとても大切なプロセスでしたね。 この中の『2、問題定義』と『3、アイデア創出』のプロセスは、特に様々な問題解決の際においては大切なことだと考えます。

そしてこの2つは【質よりも量】ということで、現在抱えている問題・それらを解決するためのアイデアをとにかくチーム内でたくさん出すことが大切だ、というのが前回の記事でした。 このことについて、ある有名な事柄を一つ紹介したいと思います。

デザイン思考をレゴブロックで考える

ここに8つのボッチのブロックが2つあります。 この2つのブロックの組み合わせは、全部で24通りです。 それではここに、8つのボッチのブロックが6つあります。 この6つのブロックの組み合わせは、

なんと915,103,765通りです。

たった24通りしかなかった2つのブロックの組み合わせは、ブロックが4つ追加されるだけでその組み合わせの数は9億通りを超えるんですね。 これはLEGO Education(レゴ・教育)といって、皆さんご存知のレゴ社の教育の一環として提唱している事象で、『レゴブロックは完成された玩具ではなく、無限の可能性を秘めた素材なのです。』と強調しています。

このブロックの例えはまさにデザイン思考的です。そっくりそのまま人間に例えることは難しいことですが、例えば2人で何か問題を抱えているシチュエーションがあったとします。これに対して問題定義とアイデア出しを行う場合に、2人の場合と6人の場合ではその意見やアイデアには天と地ほどの差が生まれるでしょう。

Team Building 場作り

ディスカッション ここで大切なことは、前述の5つのプロセスを実行する前に、こういった問題定義やアイデアをみんなが出しやすい空気だったり雰囲気作りをするということです。

それぞれのアイデアというのは、それら一つ一つが独立しているのではなく、互いに混ざり合いながらさらに形を変え、良いものへと進化していきます。それ故に、まずは質より量ということで、みんなで意見をガンガン出すことが大切なんですね。 つまり、意見をたくさん出さなければ良いものは生まれにくいということです。

もし仕事場でこの【デザイン思考の5つのプロセス】を実践する場合は、その前にみんなが意見を出しやすい空気を作ったり場を和ませたりすることもまた、デザイン思考的に大切なことです。

普段のチームなら問題ないかもしれませんが、

例えば初対面の人と始めるプロジェクトなどはいかがですか?

普段は行かない本社でのミーティングに出席するときはどうでしょう?

いつもは一緒の空間では働いていない他の部署の人とディスカッションするときは?

意外と普段と違う面々が並ぶと、自分の意見を言うことのハードルが途端に何倍も高くなります。そういったときに何倍も有意義なディスカッションにするために、本題の前に『良い空気づくり』を心がけてみてください。

 最後までお読み頂きありがとうございます。

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