「我が闘争」堀江貴文【レビュー】




【タイトル】:我が闘争

【著者】:堀江貴文

【出版】:2015年 幻冬舎

こんにちは、WEBデザイン事務所Graspaの遠藤です。

2015年に出版された堀江貴文さんの著書、「我が闘争」について書いてみます。

我が闘争 (幻冬舎文庫) [ 堀江貴文 ]

この頃、僕は株式投資を勉強し始めて2年目くらいでした。

企業の決算や金融における法律などを学んでいるときに、2004年に起きたライブドア事件について強烈に興味を持ったのがきっかけで、書店でこの本を買ってきたのを覚えています。

起業家としてのマインドから、ライブドア事件の全貌まで

内容は、堀江貴文さんの幼少期からオンザエッジの設立、プロ野球界参入、日本放送買収、衆議院選挙からライブドア事件と、近代日本の歴史に名を残す軌跡が書かれています。

出版当時から、僕は独立というものにはとても興味がありましたし、もともとWEB制作で頭角を現した彼からは学ぶべきことがたくさんあったのですね。

そう考えると、僕がWEBデザイナーとして独立した20年以上も前に、彼はWEB制作会社を設立したことになります。

時代が変わっている以上同じことをやってもこの先は生き残れないことがわかりますね。

とにかくこの本の中では、会社設立までの彼の行動力と先見の明、そしてぶち抜いた努力があったんだということを知りました。

ライブドア事件

そしてライブドア事件。

ここが知りたくて僕はこの本を手に取ったわけですが、今だに誤解している人が多いように思います。

インサイダー取引?

脱税?

そう、メディアの報道というのはそういうものです。

世間にあるまじき事実の本質を伝えるべきマスメディアは、結果的に視聴率のために事を仰ぐことを優先します。

あまり詳しくは書きませんが実際の堀江さんの容疑は、

【偽計取引及び風説の流布】

【有価証券報告書虚偽記載】

の2つです。

実際はなんで逮捕されたのか、どんな罪かは知らない、という人は勉強になるので読んでみるといいと思いますよ。

僕は彼を擁護する気はさらさらありませんし、彼が本当のところやったのか、やっていないのかは特に興味ありません。

実際に、そして結果的に多くのライブドア社員と、多くの個人投資家を多大な被害に巻き込む形になったのは紛れもない事実なんですから。

だけど堀江さんは起業したときも、事業を拡大させるそのプロセスの道中も、事件の裁判の時も、常に自分と戦っているんだなと。

まさにタイトル通りの内容に、一ビジネスマンとして学ばせて頂きました。




この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次