ドライブインシアターを開催した想いと、運営から感じたこと。

ドライブインシアターを開催した想いと、運営から感じたこと。

皆さん、こんにちは。相変わらず一人で様々な活動をしている遠藤です。

先日静岡の『日本平』という場所で100台規模のドライブインシアターを2日間にわたり仲間たちと共に開催したので、今日はそのイベントレポートを含めた報告記事です。

まず初めにお伝えしておきますが、いい機会なので僕が普段からどんな気持ちで、どんなことを考えてプロジェクトに臨んでいるのかを本気で書こうと思っているので、長くなると思います。

今回のドライブインシアターの裏側や、僕の活動について興味がある方は読んでみてください。

 

ドライブインシアター開催

 

運営陣は、チーム日本平夜市

7月24・25日に95台定員のドライブインシアターを、日本平の山頂にて開催しました。

百聞は一見に如かず。ちょっとした映像を作ったのでご覧ください。

だいたいはこの動画で当日の雰囲気は分かると思います。

 

僕たちは普段、毎月第4土曜日に、夜のマルシェ『日本平夜市』を運営しています。

こんな雰囲気で、毎月70店舗近くの出店者さんと、多いときで1万人以上の来場者さんが訪れるマルシェです。そして今回のドライブインシアターも同じ運営チームでの企画・開催となります。

これまで毎月の日本平夜市の運営だけでなく、数々のイベントや催し物にチャレンジしてきた仲間たちです。

 

開催のきっかけは新型コロナウイルス

開催のきっかけは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で毎月行っていた日本平夜市が開催できなくなってしまったことを受け、そんな中でもみんながワクワクするような楽しい企画ができないか、そしてここ日本平から静岡の人たちに明るい話題を届けられないか、と考えたことです。

そう考えた結果、ソーシャルディスタンスを保ったまま開催することが可能な『ドライブインシアター』を企画することになり、当日のフード・ドリンクの注文も車内から行い、カーホップガールズ達がそれぞれの車まで配達するといったスタイルで運営することになりました。

終わってみるとこのドライブインシアターは、いつも通りたくさんの大人たちを巻き込んで、大きな事故もなく幕を閉じることができました。

いわゆる『成功』というかたちで終えたわけですが、僕個人的にはこれまでよりもかなりハードだったと感じています。

運営メンバーにはそれぞれの役割があるので、皆さん大変だったと思いますが、僕が今回感じたことを少し書いてみます。

 

『時間』がないなかでの強烈な『準備』の量

まず、毎度プロジェクトが立ち上がったときに、自分のパートはなにか、というところを最初に考えなければなりません。正確にいうと、まずはこのプロジェクトにおける『大成功』と『大失敗』を考えて、逆算しながら自分の力を最大限発揮できるパートを見つけていくわけです。

そういった理由で、いつも同じチームのプロジェクトでも自分の出どころはなさそうと判断すれば、ジョインしないことも多々あります。

 

では今回のドライブインシアターにおける『大成功』と『大失敗』は何か。

これはもうめちゃくちゃシンプルで、

■大成功=収支の黒字化、満員御礼、両日決行、無事故、来場者が大満足

■大失敗=赤字、チケット余り、荒天中止、運営中のトラブル

といったところです。

 

そんな中で僕が自分なりに考えた大まかなパートは、

1、クラウドファンディングを成功させる

2、WEBページの制作・運用

3、映像の撮影・編集

この3点が僕の今回の大まかな仕事となります。

物理的にハードだったと感じるのは2のWEBページやフード注文フォームの制作期間があまりにもなかったため、本業とのバランスがかなり悪かったことです。(予定していたよりも多くの時間を費やしてしまったこと。)

あとはクラウドファンディングの成功のためにかなりのタイムリソースをさいてしまったこと。この辺りを少し書いてみます。

 

クラウドファンディングの成功でイベントが決まる

今回は特に大きな成功のカギとなる1のクラウドファンディングに強くコミットしなければなりませんでした。なぜならクラウドファンディングが失敗すること=収支が安定せずチケットが売れていない、という状況に陥るからです。

僕はこれまで自分自身のクラウドファンディングも含めいくつかのプロジェクトに参加してきました。これまでの経験と研究で培ったノウハウを使って必ず成功させなければなりません。

これまで日本平夜市のプロモーションを、さんざん自分の名前で行ってきました。特にTwitterでは「日本平夜市の人」というブランディングを意識していた時期もあるくらいです。(ドライブインシアターもTwitter見て来てくれた方がたくさんいました。本当にありがとうございます。)

なので何が言いたいのかというと、今回のクラウドファンディングが成功すればチームの成功になるけど、失敗すれば僕の失敗になる。

 

それに最近の僕個人の活動は、非常に悪い流れが続いていました。

年明けから猛烈に準備していたコワーキングスペースのプロジェクトも新型コロナウイルスの関係で工事直前に延期になってしまったり、別で行っているキエルキンの販売店事業もNITEによる「コロナに利く、利かない」報道に左右され、売上の足かせになったり(この件は最終的に次亜塩素酸は菌に有効という結果で収束していますが。)、僕の会社とインソールのシダスジャパン様との共催イベントがコロナの影響で延期になってしまったり。

そんな嫌な流れが続いていたので、なんとしても個人的には成功させなければなりませんでした。

 

クラウドファンディングは準備で9割が決まる

そんなモチベーションでクラウドファンディングを行うことを決定したわけですが、このドライブインシアター自体の開催を決定したのが5月の末。開催まで1ヶ月強というスピード感で準備を行わなければなりません。

今考えるとぞっとするし、よくやったなと思います。今後の参考にしたい読者さんにお伝えしますが、このスピード感でもできないことはないですが、最低でも3ヶ月くらいは準備の期間を設けた方がいいと思います。

 

見出しのとおりクラウドファンディングは開始前のプロモーションで9割が決まってくるわけですが、結果からお伝えすると思うような準備ができないままスタートを迎えるかたちとなりました。

一番理想の流れとしては、

事前に支援頂ける企業や個人に営業をして、事前の段階で目標金額達成の目途をたてること。そしてクラウドファンディング初日(できれば数時間で)に目標額を達成して、残りの期間で更に高みを目指すことです。

初日に達成する必要性は、その勢いやインパクトで更に注目を集めることができるからです。

(実際のところここをちゃんと理解していない運営チームが結構いて、クラウドファンディング内で他のドライブインシアターの結果を見ても、惨敗しているチームがたくさんあります。)

 

ちなみに今回のクラウドファンディングの目標額は150万円。両日95名定員のチケットも5000円から販売することを加味して、チケットプラン以外に50万円強の支援を集める計算です。

表向きの目標額は150万円ですが、僕は150万円を初日に達成して、終了までの200%達成を目標にしていました。結果は228万円。(イベント自体の損益分岐は割愛させていただきます。そういうの聞きたい方は日本平夜市に遊びにきてください。)

記事冒頭で『大成功』ではなく『成功』と書いたのは、自分的に目標にしていた200%達成と、2日目のチケットに多少の空きがあったからです。まあそれでも十分黒字化できているし、イベントも大いに盛り上がったのでよかったです。

 

200%達成はできなかったのか

僕はチームビルディングがとても苦手です。今回も、企画を発案したビジネスパートナーであり総指揮官であり幼馴染の松木君とのプロジェクトになるわけですが、僕は企画が生まれてからそれを形にするための道筋をつくる設計士的な役割です。

設計士はクライアントがいないと力を発揮できない。そして更に苦手なのが設計したプランをもとに、家が完成するまでに職人たちをまとめ上げる現場監督的な役割。

(このチームでは松木君が総指揮を上手にとってくれるため、いつも僕は自由に動くことができます。)

僕はフリーランスになって独立したときも、会社を設立したときも、人を使ってスケールしていくというビジネスモデルを最初から考えていません。

 

今回はクラウドファンディングの事前プロモーションの必要性や、そもそもクラウドファンディングは資金調達のためのツールではないということ、そしてクラウドファンディングの初日に達成できなかった時の舵取りと戦略などを、しっかりとみんなと話し合って共有することができなかったのが、僕自身の反省点です。

いや、成功したんだから反省することもないのだけれど、この辺りをもっと詰めてできれば200%達成もできたというお話です。

 

結果、最高のドライブインシアターでした。

クラウドファンディング支援者数:320名様

支援総額:287万円

改めまして、たくさんの方にご支援いただき、このドライブインシアターを開催することができたことを心から感謝します。本当にありがとうございました。

両日とも80%を超える雨予報で、準備の段階では大雨や霧に見舞われて、一時はどうなるかと思う場面もありましたが、開催中は奇跡的に晴れて本当にほっとしました。

 

いつ頃から日本平夜市を再開できるか分かりませんが、また始まったら是非遊びにきてください!

これからもチーム夜市でいろんな企画に挑戦していきたいと思います。

長々と失礼しました。

僕はこれからドライブインシアターのメイキング映像を作りますので、また完成したら観てください☆